バイク用初心者マークを販売している関係上、SNS上でのリサーチがかかせません。

ナンバーチャーム型(車体に貼らない)バイク用初心者マークはまだまだ認知度が低いため、「バイクにも初心者マークがあったらいいのに・・・」、「小さい初心者マークってどこに売ってるの?」といった投稿を見つけては、こんな商品がありますよ、とお知らせすることもあります。
SNS上の投稿には、「初心者マークがある方が嫌がらせされない?」、「初心者マークなんて付けたら煽られる気しかしない」といったものもあり、購入を躊躇される方も見受けられます。
そこで今回は、バイク用初心者マーク購入者からのレビューとSNS上の投稿を評価し、初心者マークを付けたことの弊害(幅寄せ、煽り、等々)の有無について考察してみようと思います。
バイク用初心者マークへの期待
弊社が販売するバイク用初心者マーク購入者からのレビューで最も多いのは「これで安心して公道を走れる」といった運転に伴う不安を取り除く、あるいは軽減する精神的安定剤としての初心者マークをご評価いただくものですが、「夜間でもよく目立つ」、「後続車が車間距離を取ってくれる様になった」、「エンストしてもクラクション鳴らされなかった」、「後続車がスムーズに抜いていってくれた」といった実用性の評価も多数頂戴しています。
また、ご家族やお知り合いのためにご購入いただく方も多く、「娘が免許を取ったので・・・」、「妻がリターンライダーなので・・・」といったレビューでは、必ず「これで少し安心です」と続きます。これらからバイク用初心者マークは初心者ライダーの安全を願う方々に安心をもたらす商品でもあると言えます。
「安心」や「スムーズにぬいてくれた」などは単なる感想に過ぎませんが、バイク用初心者マークを購入する方々は初心者ライダーの安心感と周囲のドライバーへの注意喚起、そして「温かい目・心」を期待して、この商品を購入されるのだと思います。
初心者マークを見る周囲の反応
SNS上では路上で初心者マークを付けたバイクに遭遇した際のドライバーの反応を見つけることもあります。
以下はその一例です。
「目の前でバイクがエンスト、初心者マーク付けとった、自分も初めはよくエンストしてたのを思い出した」
「カーブで立ちごけバイク女子を発見、初心者マークついてたから助けてあげた」
「前のバイク、初心者マーク付いてる!近づかないようにしよ!」
「ゴールデンウィークは車もバイクも初心者マークが増える気がする 頼むから近づかないで!」
この様に見守る様な視線・反応がある反面、苦々しく見る向きもあるのが事実ですが、何れも危険を回避しているという点で初心者ライダーにとっては好都合と言えるのではないでしょうか。
さらに注目すべきは、初心者マークが付いているからといって幅寄せした、煽った、クラクション鳴らしたという投稿は一切見当たらないということです。もちろん能動的に嫌がらせをする様な輩が自ら嫌がらせをしたと投稿することは考え憎いとも言えますが、事実としてこの類の投稿を見たことがありません。
煽られるのは『運転技術が未熟』だから

初心者マークが付いていることを理由に嫌がらせをしたという投稿は一切無いと書きましたが、初心者マークの有無に依らず初心者ライダーを邪魔者扱いする様な投稿は存在します。
「下手なくせに峠に来るな!初心者か?」
「前のバイクがトロ過ぎてイラついた、猛スピードで抜き去った!」
「幹線道路で立ちごけ発見、もっと練習してから広い道へ来い!」
邪魔者扱いされているライダーの運転技術詳細まではあまり書かれていませんが、投稿者から”未熟”と思われていることは間違いなさそうです。
初心者ライダーが周囲のドライバーから嫌われる理由、それは運転技術が未熟だからなのです。これに加えて運転技術に見合わない場所を走行しているから、とも言えそうです。
バイク用初心者マークは“仕方ないと思わせる手段”
バイク用初心者マークを付けたからと言って突然運転技術が向上することはありません。これは初心者マークを付けていても周囲のドライバーから邪魔者扱いをされる可能性が無くならないことを意味します。ただ、初心者マークがあることによって、初心者なんだから下手でも仕方ないか、まだ練習中なんだなと思ってもらうことはできそうです。
弊社のバイク用初心者マークは運転技術が未熟で練習中の初心者ライダーの悲鳴ともとれる声に応え、少しでも安心して、少しでも安全にバイクライフを楽しんで欲しいとの思いから開発されました。残念ながら技術が未熟であるが故に受ける嫌がらせはゼロにはなりませんが、初心者マークを付けたために嫌がらせを受けるのでは、という根拠のない不安から購入を避ける初心者ライダーが存在することは残念でなりません。
初心者と思われたくないとの理由で初心者マークを付けずに日々運転技術に向上に励む方もいらっしゃるでしょう。ただ、周囲に初心者であることを知らせることで回避できる危険もあるはずです。
